厭わない姿勢

新年の抱負を語っても、大抵は、実際にできないことが多いわけで、うまくいく人は、誰か良いメンバーが、たまたま揃っててうまくいくわけで、世の中には、いいとこばかりを、切り取るスキルは発達しても、うだつが上がらないことを受け入れる力は、弱まっているのかなと思います。

成功しても、失敗しても、酒のんで記憶がなくなるまで飲んで寝てるわけで、河島英五の曲が妙に身にしみる年齢になってくると、そういう、グダグダした姿こそが自分らしいのかもしれないと、悟ってくるのです。

最近の中で、何が一番大事かってのが、一周してる感があって、どうやらそれは、嫌がらないで受け入れる厭わない姿勢なのかなって思ってます。

羨望と嫉妬を毎日のように浴びている世に出てる人たちは別にして、有名人の美人のほうと結婚する一般人、じゃないほうの一般人の我々は、ほとんどの時間をストレスを溜める方向で費やし、さらに残った時間をストレスを放出する方向で費やしているのかなと思います。

世の中の役に立ってるなんていうのを感じるのは、一瞬で、トイレの掃除は、誰がやるだの、食器は誰が洗うだの、許せないヤツがいるだの、そういうストレスで、掃除機のゴミパックみたいなのがパンパンになってるのは、みんなそうなので仕方ないことです。

そんな調子で仕事をすれば、みんな、ギスギスするのは、当たり前で、聖人君子みたいな面してる見ると、なぜか逆に張り倒したくなるのもわかります。

みんな、それぞれに、どうしようもなく、何かに我慢して過ごしているのです。

だから、効率とか、要領よくとか、コスパとか、そういうストレス物質に身を焦がすような方向ではなく、横綱相撲のように、どーんと嫌がらず受け止めましょう。と、厭わない姿勢で行こうと、去年一年間、いや、それ以前から、あえて遠回りの姿勢を続けてきました。

本当に、みんな、疲れています。僕も、例外なく、疲れてます。だけど、同じ疲れてるなら、少しぐらい、みんなのストレスが和らぐ方向にいくなら、ちょっとでもマシになるなら、厭わない姿勢ってのも悪くないかなって思って続けてます。

綺麗事を言う人もいます。正論を言う人もいます。めったやらたらに、論破しようとする人もいます。

だけど、みんな、家で一人になったら、記憶なくなるぐらいに飲んで寝ないと気がすまないぐらいに、張り詰めてます。

僕は、別に、サンドバッグになるつもりもないし、愚痴のはけ口になるつもりもないですが、そういうのが意図せず出てきても、嫌がらずに受け止めようと思っています。

以上が、新年のご挨拶的な感じです。

本年もよろしくお願いします。

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ナインクラウド

伊東牧人

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