2023/12/3(日曜日)
NAHAマラソンを完走しました。
結果のタイムは、5時間40分と、去年のタイムより30分近く、更新しました。
気温も、去年より低く、走りやすそうな天候で助かりました。
去年は、初めてのフルマラソンでしたが、いろいろ勉強になる大会でした。なにしろ暑かったです。
それに比べて、今年は、少し気温が低め。これは、良い記録が出るのではと、期待が高まりました。
事前に、30km走をして、コースや走った感じを確かめていましたので、コースの感じもわかりますし、あとは、しっかり走るだけだと思い、スタートを待ちました。
自己申告タイムを少し盛っていたので(というか、申請するときは、その気持だったんですが。。)少し前のスタートができました。去年は、ほぼ、最後尾でしたから、出世しましたw
いよいよ、スタートの鐘がなり、スタートしました。前の方にいる人は、タイムが早い人達です。順にスタートなので、タイムが遅い人ほど、あとからスタートします。これ、考えたんですけど、制限タイムは、同じなのに、後ろの人は、タイムの遅い人って、ちょっと、不公平じゃない?って思いましたが、早い人達が後ろになっても、困るだろうな。と、思いました。
前半は、事前の練習通りに、進みました。しかし、やっぱり本番は、なんかドキドキしますし、興奮してます。心拍数を見ながら走りましたが、どうにも、心拍数が高めになります。どうにか、抑えて走るのが大変でした。
とかなんとかいいながら、中間地点に到着しました。中間地点までは、もう、楽しくてしょうがなかったです。沿道の応援も楽しいし、大行列でマラソンしてる感じがなんとも言えず、楽しくて、天気もまずまず。日が出て暑くなってきてましたが、途中から雲も出てきて、全てが順調でした。
去年は、中間地点に行った時点で、行きも絶え絶えで、後半は、もうやめる。もう止まる。もう帰る。の連続でした。ので、ずいぶん成長してます。マラソンは、こういう成長を中年男性になっても味わえるのがいいですね。
いよいよ、後半です。ペーススピードは同じぐらいですが、心拍数は、どんどん上がっていきます。段々と足もつらくなってきました。コースを練習していたのは、30km地点までです、ここからは、未知の領域になります。そう思いながら30km地点をどうにか過ぎました。
本当にきつかったのは、ここからでした。どうにか気力で32kmまで来ましたが、足が体がもう走るのを嫌がっています。結局、歩きだしてしまいました。歩かずにゴールすると決めていたし、5時間は切ると、心に決めていたので、歩き出したのは悔しかったですね。
しかし、歩いたからといって、フルマラソンは、なかなかのツワモノです。そう簡単に許してくれません。段々と足が棒のようになっていきます。もう、歩こうが何しようが前に進むと、つらいのです。
なんでこんなことしてんだろ。やっぱりやらなければよかった。去年より、練習したのに、つらい。苦しい。33km、34kmと進みますが、歩けば当然、長い時間かかります。走るのも苦しくなる、歩いても苦しい。何をやっても、きつい。そんな状態でした。水分補給、ジュース、みかん、沿道のエイドをもらいますが、なんも回復しません。
テレビのワンシーンを思い出して、目の前の一歩一歩だと自分に言い聞かせても、通用しません。それでも、どうにかこうにか、37km地点まで、進みました。周りも歩いてる人ばっかりですが、話しかけたりとか、そんな余裕はないです。前に進むのに必死なのです。
小禄のモノレール赤嶺駅のあたりを過ぎました。ここのあたりまで、少し坂を登ります。坂を登れば、あとは、くだりだと覚えていたので気力を振り絞ります。もう、足は棒以上に棒ですし、足の感覚がありません。痛いんですが、どこが痛いかわからないぐらい、足のあちこちが痛いのです。
あと少しだ、あと少しだと自分に言い聞かせ、前に進み、ようやく、坂を登りきりました。そして、坂を下る感じになってきたら、走ることができるようになってきました。そして、あと2kmの看板が見えました。
走るとスピードが上がります。当たり前です。しかし、30km代は、そんなことがわからなくなるぐらい、諦めモードでした。ですが、あと2kmです。去年は、あと2kmがとんでもなく長かったですが、走ると速い!どんどんゴールが近づきます。
そして、奥武山公園のゲートを通り抜けます。中のコースは、迎える高校生っぽい皆さんがハイタッチをしてくれます。しかし、止まるとやばいと思ってた私は、余裕がなく、ハイタッチもスルーして、ゴールのある公園内のトラックコースへ。
一度、少し歩いたもののようやくゴールしました。
ゴールしたあとも、大変でした。座って休もうにも、足が曲がらないのです。消防隊員の方々がゴール付近で見ています。私は、大丈夫アピールのため、ササッと座ろうとしたのですが、思う通りにならず、結局、倒れ込むように前から、ドサッと寝転がりました。
心配して、駆け寄ってくださるスタッフの方が、水を持ってきてくれて、助かりました。本当に、何から何まで、暖かい気遣いで包まれてる大会だなーっと感心しました。
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