継続のためには、何のために?を考えないほうがいい

ボクシングの辰吉丈一郎が、言ってました。

 

俺は、毎日、朝、ロードワークをみっちりやる。

誰も見てないところで、そういうのを当たり前にずっとやれるやつが、てっぺんに行く。

的な話でした。

 

継続という言葉を言うと、それぞれに解釈します。

 

しかし、実際に、継続できる人は、なかなかいません。

ギターのフェンダーというメーカーがありますが、

ギター購入者で、一年以内にやめるひとは、90%とのことです。

フェンダーのギターは、そこそこの値段がしますが、それだけの買い物をしても、辞める人が90%以上というのは、

趣味だとしても、いかに、継続が難しいか、ということです。

 

ギターを練習する際、最初は、この曲が弾けたらいいな。と練習します。

簡単な曲なら3ヶ月もあれば十分に弾けるようになります。

1年続けるなら、初心者向けより、ちょっと難しい曲まで弾けるようになります。

しかし、そこで、思います。

何のためにギターをやっているんだ?と。

ギター一つとっても、続けると、ずっと続けてる人と出会います。

続けてる人にしかわからない交流も生まれたりします。

 

継続した人にしか、わからない喜びは、長く続き味わい深いです。

ところが、それが、わかるのは、先のことで、

ギターを弾けたら、カッコいい、人気者になるかもしれない、という、期待が大きすぎると、

実際に、弾けるようになって、カッコよくもない自分、人気者でもない自分を見た時に、

「何のためにやってるんだ?」と疑問が湧きます。

 

話が、変わりまして、ボクシング界では、

かつて、パフォーマンスばかりやっていた選手もいたようですが、

才能もあって、だけど、そこに甘んじないで、真面目で、真摯で、

向上心高く、本気で、活躍する井上尚弥が出てきました。

 

おそらく、井上尚弥には、「カッコいい、人気者になるかもしれない、という、期待」は、無いと思います。

地道な継続を繰り返し、日々アップデートしてるんだと思います。

継続の価値を誰よりもわかってると思います。

 

継続のためには、何のために?を考えないほうがいい。

下手に考えてしまうと、カッコいいとか、人気者とか、パフォーマンスのほうばかりに、

目が向いてしまい、井上尚弥が軽蔑する選手のような感じになるかもしれません。

 

何のために?など考えずに、一度決めたことを、地道に継続していったほうが良いのだと思います。

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