深堀り腹落ちを目指さない

深堀り、腹落ちなど、外来語由来ではないですが、聞き慣れない日本語を見る機会が増えてきました。

ITの仕事の増加に伴い、話をして、説明、説得する仕事も増えていると感じます。それらの言葉は、コンサル、コーチング等の、教える教わる中で、表現される感覚で、よく使われるようになっているのだと思います。

しかし、私は、これらの深堀りや腹落ち的な言葉について、あまり良い印象を持っていません。

何か話をすれば、深堀りができた。講義的なものがあれば、腹落ちした。と言うことなのでしょうが、そういう言葉を使うところは、変化がない場合が多いのです。

どういうことかと言いますと、変化させるには、継続的な行動や取り組みしかありません。付け焼き刃的な施策は、生兵法は大怪我のもとになりやすく、東京帰りのナニナニになりやすいのです。

私は、「学力の低い学校の先生ほど教え方がうまい。」という話を聞いたことがあります。

深堀り、腹落ちという言葉は、そういう、わからせる力、教えるうまさを表現してるように思えて、実際に変わるかどうかとは、無関係のような気がするのです。

だから、深堀りや腹落ちのような、「教え方がうまい」の延長のようなことを目指すのではなく、実際に変わることを目指したいと思うのです。

実際に変わるためには、継続しかありません。どんなに小さなことでもよいです。続ける、変わる、を実感できることが大事だと思います。

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