バッターボックスに立たないとボールは打てない。というバッターボックス理論が使われることがあります。
私は、このバッターボックス理論を、とかく信じて、とにかく行動しないと!と思って、あれこれ試しました。
しかし、このチャンスは逃すな的なものは、多くが宝くじ理論と似ています。
宝くじは、宝くじが買わないと当たらないという理論です。
宝くじは、買わないと当たらないのは本当です。しかし、賢い人は、やりません。
割に合わない投資というのは、一発逆転の発想で行うことがよくあります。
ギャンブルで負けがこんでいる状況だと、どうせ何をやってもダメだから、一発逆転にかけるという心理になりがちです。
しかし、堅実な成長や成果は、どんなに不利な状況でも、少しずつ挽回しようとする姿勢の中にあらわれてきます。
もし、あなたが、お金を貸してる側の立場なら、少しずつでも、毎月しっかりと返す人と、
会う度に、次会う時に全部利子つけて返すと言うだけの人と、どちらを信用するでしょうか。
一発逆転の発想は、どこまでいってもギャンブルで、いつまでたっても、いつか倍にして返す!と、考えます。
そして、宝くじの理論や心理は、情弱ビジネスや貧困ビジネスと呼ばれるものと結びつきが強いのです。
このようなビジネスのターゲットは、いつも何かに困ってる、いつもお金に困っている人たちです。
ターゲットになる人は、一発逆転ばかりを考えています。だから、宝くじも買わないと当たらない、バッターボックスも立たないと当たらないと、説得すると申し込み率が非常に上がるのです。
私は、バッターボックス理論が全部悪いと思っているわけではありません。
どんなに不利な状況でも、地道に頑張って、自分の成長に自信がついた人も、チャンスにかけることがあるからです。
しかし、その場合は、一発逆転の発想ではありません。どうしても、チャレンジしたいとの真面目な気持ちがベースです。
相手から言われて、その気になるものでもありません。
もし、あなたが説得されている時、説明されている時、
バッターボックス理論が、宝くじ理論に近いものであれば、断ったほうが賢明です。
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