ビジネス書というと、マーケティングについて書かれた本、経営戦略、ビジネス哲学、など様々な本が出版されています。ビジネス書としては異例の映画化までされた、「もしドラ」正しくは「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」ですが、これも経営戦略系のビジネス書です。
私の提案は、ビジネス書は1つにしたほうがいいです。
理由は、ビジネス書は参考書、参考書は1つに絞ると行動を増やせるからです。
受験勉強の話で例えます。
さて、大学受験の勉強をする場合、参考書は、たくさんあったほうが良いでしょうか。あえて、1つに絞るほうが良いでしょうか。多くの意見があると思いますが、私の場合は、1つに絞るほうが良かったです。受験で合格した人に聞くと、参考書は絞ったほうが良いという話もよく聞きます。
勉強する場合、話の上手な先生の授業を受けると、非常によく理解できます。すると、自分の中で、これは、出来てるわかってると思います。しかし、テストや模試の結果は、全くと言っていいほど上がりません。どうしてでしょうか。
また、勉強していると一つの参考書をやっていると、不安が出てきます、もっと、効率よく勉強する方法があるのではないか、もっと、最短距離で勉強できる方法があるのではないか、今やってる参考書のレベルが低すぎて受験が上手くいかないのではないか、など、様々な不安が起きてきます。
すると、色々な参考書を見だし、1ページ目、2ページ目を見て、わかりやすい!これだ!この参考書なら大丈夫とやりだします。しかし、そう簡単ではなく、わかったつもりでも、いざ、試験の時に、その参考書に書いてあることが思い出せない、勉強したはずなのに頭が真っ白になってしまう。効率よく解く方法を勉強したはずなのに、1から計算してしまってるなんてことが出てきます。
これは、勉強した内容が身についてないことから起こる「うろ覚え」という現象です。
実力の試される試験の場合、大事なのは、はっきりと断言できたり、しっかりと理解できてる知識が最も重要です。うろ覚えの知識は、ある程度はなんとかなるものの、受験勉強のライバルに打ち勝てるレベルには到底いたりません。
だから、参考書をあれこれ見るより、一つの参考書を何度も繰り返すことが大切なのです。一つの参考書に絞り込めば、自分で書いたり、まとめたり、問題を解いたりと、アウトプット型の勉強が増えます。そうすると知識や理解が定着する身につくので、点数が底上げされるのです。
私の、場合も、大学受験の際に難しい英単語の本ではなく、簡単な英単語の本を何度も繰り返し覚え、どのページに何が書いてあるどんな例えが書かれたあるまでやりました。数学も、参考書は、一つに絞りました。少し難しめの参考書も検討しましたが、いくつか試してみて、難しめの参考書をやってない自分がいたからです。
参考書を一つに絞った結果、模試の結果は上がり、無事、国立大学に合格することができました。私の高校は、当時、現役で国立大学に合格する人が1人か2人だったので、嬉しかったです。
話を本題に戻しますが、
受験勉強は、絶対的な勉強時間、特に、書いたり問題を解いたりが行動です。ビジネスは、絶対的な仕事時間、取引相手の問題を解決することが行動です。話を聞いたり、本を読んだりすることは、行動のモチベーションになるかもしれませんが、行動しないことには、結果はついてきません。
だから、ビジネス書、参考にしたいものは、自分にもできそうな、わりかし簡単なものに絞るべきです。
ビジネス書は1つに絞ったほうがいい、たった一つの理由がここにあるわけです。あなたも、ビジネス書をあれこれ読むけど、色んなセミナーにいくけど、なかなか上手くいかない場合、ビジネス書を一つにして、そこに書かれている内容を何度も繰り返し読んでやってみてはいかがでしょうか。
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