心で思ってるだけの状態では、変更をしやすく、文字に書いたりすると強い約束みたいな拘束力ができます。
とある心理学的な実験で、誤ったデータを先に教え、後で、正しいデータを教え、結果や自分の答えを変更するかどうかの調査が行われました。
心で思ってるだけのグループと、文字に書いたグループ、文字に書いて読み上げたグループと、三者で比較しました。
心で思ってるだけで、記録も発言もしなかったグループは、正しいデータを聞いたあと、正しい答えを答えました。
文字に書いたグループは、正しい答えを聞いても、答えを変更しませんでした。
文字を書いてさらに読み上げたグループは、もっと、答えを変更しませんでした。
文字に書いたり言葉にすると、たとえ、間違いがわかったとしても、変更しにくくなることがわかりました。
よく、一筆を書くだけ、という話が取引でもあると思います。
これは、用心しなくては、いけないのが、たとえ、契約の効力がない一筆だったとしても、コミットメントというか、約束や拘束力が生まれる可能性が高いということです。
このことを悪用する人も、いれば、自分で良い方向にいかすこともできます。
要は、そういう脳や心理的な仕組みがあることを知っていたほうがよいということです。
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