私の、よく使っているパソコンの修理屋さんがあります。
一人会社、個人事業主のこのパソコン屋さんは、気さくな店長なので
人柄で信用されて、頼ってくるお客さんがいっぱいいるので
特に、本業で集客に困ってるとか、事業をどうしようかと悩んでるとかはないです。
ただ、イラストレーターで看板製作を請け負ったり、
ビデオ撮影で運動会の撮影に出張に行って、
ビデオの編集からDVD制作までやったりしていて
あれこれできて凄いね、というより、
本業にもうちょっとチカラを入れたほうがいいんじゃないかなぁと
心配になりました。
どうして、あれこれやるんですかって聞いたら
あれこれやるのが好きだからね、楽しいからねって
言ってます。
だけど、なんか話を聞いてみると、
儲かりそうなアイディアとか、話に飛びついて
こうやったら儲かるはずとか
言いながらあれこれ手を出してるので
ちょっと違うのかなって
あらためて聞いてみました。
「なんで、そんなにあれこれやってるんですか?」
店長「実は、本業に飽きてるんだよ」
と言います。
話を聞いてみると、
本業だと、この修理だったらこうやって
この部品を使ったら、いつまでに修理できて
いくらぐらいかかるなって言うのが
瞬時にわかる。
減価を考えて、儲けを考えて
いくらですねー。っていって
修理する。
長年、ずっとそればっかりやってると
正直、飽きちゃうんだよ。
と言ってました。
本業に飽きるってそういうことなんだと
言うのがよくわかりました。
私は、思いました。
10年仕事やってパソコンの修理を
そこまで極めてる人も実は少ないんでは?
だけど、このパソコン屋の店長は、
目新しい儲かりそうなサービスに、気持ちが行ってて
自分の一番役に立てそうなサービスを
飽きちゃってる。
もったいないなと思いました。
自分の好きなことをやるほうがいいとは言うけど、
そもそも、もっと自分のサービスの見せ方、
役に立たせ方、話の聞き方を
磨けばいいのに、本当にもったいないと
思いました。
パソコン屋の店長は、あれこれやりすぎて
忙しい、忙しいと言ってました。
忙しすぎて、本業のお客さんを
待たせたり、断ったりしてると
言ってました。
10年同じ業種を続けると本業に飽きてしまう。そして、自分の好きなことをやって失敗してしまう。
って言う状態かと思ってしまいました。
もっと、本業で、それを求めている人の役に立つことが絶対にあるはず、
そんなことを思う今日このごろなのでした。
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