能ある鷹は爪を隠せ。エクセルが得意なことは誰にも知られるな!タダでいろいろできるヤツと思われないために。

会社の中で、私、エクセルが得意ですと言うと、必ずと言っていいほど、業務という名の雑務を押し付けられることがあります。

  • 君エクセル得意でしょ。この入力やっといて。
  • エクセル得意なら、この印刷ぱぱっとできるでしょ。
  • エクセルの使い方を教えてほしいけど、(タダで)教えて。
  • エクセルが得意だから、こんなの簡単でしょ。(時間のかかる顧客の名簿整理)

困ってるのを解決してあげて、感謝されるならまだしも、感謝もされず、雑用を押し付けられたことで自分の業務に集中できなくなり、成果がさがることが結構あります。

さらに、自称忙しい人なんかに捕まってしまうととんでもない目に合います。「へー、エクセル得意なんだ。」「じゃあ、あれもできる?」「こんな便利なのやりたいんだけど」「じゃあ、それもお願いね」と、あったら便利かもにさんざんつきあわされることになります。

自称忙しい人は、自分のことで頭がいっぱいで、いろいろやってくれた人のことなんか考えてる余裕なんかありません。次から次に仕事をさばかなければなりませんから。

次に、民間企業で花形のポジションは、営業です。営業で仕事を取ると会社で存在感をアピールできます。俺が仕事を取ってきたんだ、俺が売上を上げているんだと大きな態度を取ることができます。

私は建設会社に勤めていたとき、営業マンたちが、「事務処理や雑務は、バックヤードの仕事。(だから、大したことない)」とか「事務系の仕事は非生産の仕事。(だから売上に貢献してない)」とか言ってました。

このように、存在感のある営業が、事務処理や雑務を無価値と言うわけですから、うかつに事務処理能力をアピールしようものなら、無価値代表のレッテルすら貼られかねません。

だから、エクセルが得意です。とか言ってしまうと、営業マンたちの脳内変換が起こります。エクセル=事務、エクセル<営業、エクセル得意です=エクセルしかできない非生産社員、という見られ方をしてしまいます。

だから、そういうところでは、エクセルが得意ですとか言うのは、自殺行為なのです。

AI導入過程とか言って、エクセルでマクロをこっそり組んで、疑似AIです。とか言うのは、有りなんです。

違いがわかりますか。

相手にわかるように言うと、自分の価値を下げてしまうんです。

AIやRPAが何かと話題ですが、実は実際の現場に必要なのはRPAの場合が多い。

だからと言って、RPA技術者に飛びつくのも危険です。

話は飛ぶんですが、ソフトバンクGの孫正義氏が莫大な投資を集められているのも

まだ、みんながAIとかIoTがよくわからないから、集めれれている部分があると思われます。

○○・ビジョン・ファンドは「エクセル開発に特化します!」とか言っても

投資集められないでしょう。本当は、エクセルで凄いの開発したら凄いんですけど

わからないのにわかってるつもりになってるものにはお金を出さないし、価値があると判断しないんです。

これがAIとかIoTになったとたん、「AIとIoTに特化します!」って言った途端

わからないものでわかったつもりになりたいものに、なったとたん、勝手に価値がある凄い!ってなるんです。

違いがわかりますか。

だから、会社の中で、自分のポジションが低いもしくは低いと感じる時は、

エクセルが得意ですって言うのは、絶対にやめましょう。

雑用ポジションがさらに雑用漬けになります。

本当に能力の高い人は、そのことをよく知っています。

だから、知ったかぶりもしませんし、安請け合いもしません。

能ある鷹は爪を隠せ。エクセルが得意なことは誰にも知られるな!タダでいろいろできるヤツと思われないために。

エクセルが得意なら、まず120%自分のためだけにそのスキルを使いましょう。

いざ、飛び立つ時が必ず来ます。その時のため、爪を隠し爪を研ぎまくっておきましょう。

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