従業員の給料のため仕事を入れるより前に考えるべきこと

従業員の給料は会社の中で最もコストがかかります。ですが、従業員の給料を補うために焦って仕事を請けると思わぬ安売りの原因になってしまい、利益を小さくするだけでなく会社のブランド力も下がる危険性も高まってしまいます。経営の観点から毎月の黒字を維持することは非常に重要なことですが、従業員の給料のためだけに仕事を入れるよりも、金額に左右されない自社のサービス・商品の魅力を磨き上げることが大切になります。

1.お客様が喜んでいることを分析する

お客様が喜んでいることは、価格が安かったというだけではないはずです。安心してお願いできる雰囲気だったとか、事前の連絡が行き届いていて助かった、時間をしっかり守ってくれたなど、見えない喜ばれている部分をもう一度見直すこと、喜ばれている理由を分析します。

2.どのお客様と相性がよいかを再確認する

サービス・商品を提供する場合、お客様との相性が合う合わないことがあります。どのようなお客様が相性がよかったのか、どのようなお客様が最も喜んでいただけるのかを再確認し、さらに喜ばれるサービス・商品を提供する準備をします。

上記の2つのことを、従業員の現場の声やお客様からの声をもとにアイディアを集めます。この時間は、一切の労働を行わないので、一見効率が悪いように見えますが、実は本当の利益を生む貴重な時間です。ある意味、忙しくない状況を作り徹底して自社のサービスに磨きをかけるのです。