吉本ばななのキッチンを読みました。
あとがきに、こんなようなことが書かれていました。
「私は、相談されるのは大嫌いです。でも、色んな人から相談される。」
若干22歳か、そこらで、ベストセラーを産み出した作家は、相談されるのが嫌いなのに、相談される人だったんです。
個人相談や、個人コンサルを仕事にするような人にとって、羨ましいような気がする話です。
なので、私は、吉本ばななさんが、なぜ、そんなに、相談されるのかな。と、気になりました。
とある、吉本ばななさんのnoteを読みました。同級生の男性が大きな事故にあって、死ぬ直前に会った話でした。
吉本さんは、高校生のとき、バレー部で、男子よりデカい弁当を食って、男気あふれるような選手だったそうです。
バレーでいかに相手をぶっ倒すか、だけを考えてたそうです。そして、めっちゃ、モテたそうです。
私は、そこに、ヒントを見た気持ちになりました。
自分のやろうとすることだけに集中して突き進む。そういう姿勢に、話をしたくて、相談したいんだろうなと思います。
そして、自分が突き進む人だから、相談されても、自分でやるしかないでしょ。って、結論しか出ないので、相談されるのが嫌いなのかな。と、感じました。
一方、私は、逆です。いつも、悩んで、クヨクヨするタイプです。
とはいえ、いつまでも、悩んでクヨクヨするわけにもいかないので、いろいろ試しました。
その中でも、皿洗いは、良かった気がします。
私は、毎日、料理をしますが、料理をするときに、一番大変なのは、皿洗いだと思ってます。
料理を作るのは、割と、楽しさとか、食べさせる喜びとかあるんです。
しかし、皿洗いは、別物です。
料理を作ってもらって感謝する人はいれども、皿洗ってもらって感謝する人は、あんまりいないです。
そして、超絶めんどくさいです。できれば、一生やりたくないです。
何度も、なぜ、自分が皿洗いをしなくてはならないのかと憤ったことも、何度もあります。
でも、自分ですべての皿を洗い終えると、まるで、ゴミ屋敷のビフォーアフターみたいです。
清々しい気持ちになります。
それでも、また、次の日も、洗い物がわんさと湧くんですがね。
だから、私の中では、皿洗いは、大嫌いだけど、みんなが私にやらせる仕事とも言えなくないのかなと思います。
そんな、皿洗いを通して、仕事って、そういう一面もあるよね。とか、
冒頭の、吉本ばななさんの、相談されるのは、大嫌いだけど、よく相談されるって言葉が、やけに心に残ってるってのもあるのかなとか、
そんなことを考えるわけです。
仕事について、わからなくなったら、とりあえず、皿洗いやってみましょう。
なんと、あの、青年億万長者の代表格ビル・ゲイツ様も、毎日、自宅の夕飯の皿洗いやってるそうですよ。
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