20年以上前の話です。私が大学卒業の1年前ぐらいにバブルが崩壊しました。

2こ上の先輩たちは、バブルを謳歌。就職活動でも面接先の企業から交通費を余分にもらえるため、就職面接を受ければ受けるほど、儲かる。なんていう、今から考えても夢のような状態でした。

しかし、バブルが弾け、私が就職活動するころは、面接を受けさせてくれるところを探すだけでも大変と、全く状況が変わっていました。

のほほんとしていた私は、大学4年生になっても仕事見つかるだろうと甘いこと考えていたので、全く仕事が見つからず、その時、初めて、不景気ということを肌で知りました。

なんとかバイトで食いつなぎましたが、不景気の状態では、バイトも大変です。時給も安いし、ろくなバイトが見つからず辛すぎました。

そんな、状況から抜け出そうと、就職活動を始めますが、まあ、面接がひどいことひどいこと。

ほとんどの会社が、説教か、こちらに興味なし。「あなた今まで何してたんですか？」とか「そんな感じではどこにも通用しませんよ」とか、はたまた、面接官がずっと下むいてて、こちらの顔すら見てないとか平気でありました。

そんな中、ある会社の面接を受けたとき、あなたの長所と短所を言ってください。今まで何をしていたか教えて下さい。とお決まりの質問から、「10億円当たったらどうしますか？」って聞かれました。

「10億円当たったらどうしますか？」って聞かれたんで私は意気揚々と、会社辞めて、旅行に行って、車買って、ゲーム買って、と答えましたが、面接官は、苦笑いしていて、「あれ、どうしたのかな？」と思ったら、友人が後で、それって圧迫面接の一種で、会社員として10億円当たったらどんな社会貢献や世の中の役に立つことをしたいですか？を答えさせたいだけだから、正直に答えちゃだめだよって言われました。

そんなの、先に言ってよって思いましたが、いい条件を出してる会社だけにその時は、しまったと思いました。

だけど、今考えると、10億円当たったらどうしますか？って言われて、逆に聞くけど、ほとんどの会社員が会社辞めるんじゃね？とか思うけどね。そんなん、質問しても、何がわかるの？って思うよね。

Google本社の採用でも、圧迫面接は禁止で、データ取って統計取った結果、圧迫面接は、なんのメリットもないって発表してますし、意味ないですよね。。

人間性を見るとか、言ってるけど、そんな質問で人間性を見れると思ってるところが疑問です。

就職面接のとき、10億円当たったらどうしますか？って聞かれた話でした。

今だと、考えてもしょうがないので、当たったらその時考えるかな？

使う分には、いくらでも使える自信だけはあるので＾＾