なぜ、すぐに役に立たないことを学ぶのか。
すぐに役に立つことは、すぐに役に立たなくなるから。
中学、高校の勉強でも、大人になってからも使わないような、数学や歴史でも、すぐに役に立たないどころか、何のために勉強するのかわからないことが多くあります。
すぐに役に立つことと言えば、効率化とか、必勝法などのようなものが、思い浮かびます。
効率化や必勝法のようなものは、たとえ、使える、すぐに役に立つものだったとしても、みんながやると差がつかなくなります。
ウェブの業界では、ブログがSEO最強という時代がありました。
ブログで集客すれば、ガンガン稼げる。というのが、本当にできていて、そのノウハウは、すぐに役立ちました。
ブロガーやアフィリエイターという職業が、生まれ、一ヶ月で数百万稼ぐ人が続出しました。
わずか5年ほどで、そのノウハウは、あっという間に、役に立たなくなりました。
ブロガーやアフィリエイターという職業は、ほとんど稼げなくなりました。
効率化や必勝法のようなもので、すぐに役に立たなくなるものは、枚挙にいとまがありません。
また、私は、先に述べた、中学高校の勉強について、科学的な考えを養う、論理的な思考を身につける、そのための材料に、数学、国語、歴史などが適していると考えます。
ウェブ業界で、話題になっているものの多くは、サービス初期のおもてなし的なものだったり、システムの不安定さから生まれるものを利用した、スパム的なものだったりします。
そういうものは、すぐに役に立たなくなると見抜けるのも、すぐに役に立たないものを学んでいるからなのだと思います。
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