ホームページの担当者が、指示待ちになってしまう理由

ホームページの担当者が、指示待ちに

会社内で、ホームページを担当者に任せると、多くの場合、指示待ちになります。依頼する管理者側から考えると、本当は、せっかく担当者にしたのだから、自分で考え積極的に、ホームページに投稿したり、ホームページの内容をより良くしたり、して欲しいと考えます。

しかし、思いとは反対に、指示されたこと以外は、全く触らず、指示されても、生返事や空返事に近く、聞いてるのかわからない返答をされてしまいます。そして、ようやく更新されたと思ったら、思ってるものとは違うので、また、指示を出すことを繰り返します。

まさに、指示待ちの状況になります。

ホームページの担当者が、指示待ちになってしまう理由

コミュニケーションの問題で、相手が、意図的に指示待ちになっている場合は、別のアプローチが必要ですが。指示に素直に従う相手であれば、解決する可能性があります。

まず、ホームページの担当者に正解をすぐに見せて欲しいのです。

「下手な考え休むに似たり」という格言があります。ホームページに慣れていれば別ですが、得意そうだからとホームページ担当にしても、初級者の方がほとんどです。その状況で、自分で考えてと言われても、考えられません。考えていたとしても、行動に結びつかず、休むに似たりの状況になるのです。

これが、指示待ちになってしまう理由です。

では、どうすれば良いか。

どんな形でもいいので、こういう風にできたらゴールですよ。というのを見せて欲しいのです。できれば、口頭ではなく、紙に書いたり、画像を見せたりして欲しいです。

なぜか?例えば、勉強で大事なことは自分で考えることです。しかし、いきなり、考えろということは、非常に難しいです。考えるにあたっては、材料がないと考えられないのです。

なので、問題を見せ、すぐに、答えを見せたほうが、実は、勉強になります。勉強を教える際に、考えるヒントを出したくなるのですが、余計にわからなくなることが意外にあります。自分で考えるようになるには、ステップが必要で、まず、さっさと答えを教えるのです。

勉強でも、何度も同じような答えを教えるのは面倒ですが、人を育てる、人に教えるのは、どのみち面倒なものです。

それで、ホームページなのですが、勉強と同じように答えを見せます。今回のものは、こうして欲しいと、エクセルでも、ワードでも、手書きでも良いので、こういう風にしたら、正解。こういう風にしたらゴールというのを準備します。

そして、終わったら、正解です。点数的には、80点で、次回、ここの部分をこういう風にしてもらえたらいいです。と、やります。

一番やりがちなダメ出しは、やる気を吸い取ってしまう

仕事なのだからと、細かい修正を伝え、ダメ出しを繰り返すと、継続する意思を奪います。そして、自分で考えることが無くなっていき、テンプレートのような雛形を作るようになり、仕事的には、投稿しますが、誰にも見られないページになっていきます。見られるためにホームページをさわるのに、見られなくなるための行動しかしなくなるのです。

これでは、本末転倒です。

ホームページは、さわればさわるほど上手になります。おふくろの味と、言いますが、続けることこそが一番です。そして、失敗を繰り返しながら自分で考えるようになっていきます。ダメ出しは、そんな継続をストップさせるものです。

(まとめ)ホームページの担当者が、指示待ちになってしまう理由

答えを準備して、すぐ、答えを教える。考えることを指示しない。ダメ出しをしない。ということでした。

ホームページは、持ってるだけ、作っただけでは、見られないようになってきています。ホームページにおいても、育てるという意識が大事だと思います。

 

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