弊社が、成果を強調しないのには、理由があります。
それは、成果を強調すれば、成果にばかり目が向いてしまうからです。
事業で、大切なことは、1にも2にも継続です。
街を車で通りがけで見てみてください。
コンビニやスーパーは、目立ちますが、それ以外の半分以上の会社は、目立ちません。
一般の方が見ても、何をやってる会社か、わからない会社ばかりです。
しかし、そのような会社のほうが、長く続いています。
居酒屋や目立つ飲食店は、入れ替わりが激しいですが、何をやってる会社か、わからない会社は、長く続いています。
私は、仕事においては、目立つこと、よりも、継続することが大切だと思います。
大学の経営学の授業で、経営とは?について、学ぶとき、
「経営とは、事業や会社を継続的に維持発展させること」と定義されています。
そこに、目立たせることや人目をひかせることは、ありません。
成果が全てという成果主義があります。
たしかに、成果を重視するという考え方は大切です。
努力してる風に見せるのが上手い人、
継続で満足する人も多いからです。
成果でチェックしなければ、判断ができません。
学校で行われる、定期テストや実力テストは、必要です。
しかし、では、逆に、結果ばかりをチェックしてれば、
それで良いかというと、そんなことは、ありません。
人というのは不思議なもので、結果ばかりをチェックするようになると、
結果が良く見えるよう、良く見せられるように最適化を行います。
本来、実力を身につける。という目的があるはずなのに、
見せ方だけ、上手になって、実力は無いという人が量産されます。
俗に言う、世渡り上手な人ばかりになっていきます。
そうすると、会社というのは、潰れます。
潰れずとも、品質が悪いのに、良く見せようとする姿勢に向かいます。
営業トークは発達し、広告は目を引くものが生まれます。
その結果、◯◯ビジネスのような、いかがわしい商法と、
どこが違うのか?説明できないような商売になってしまいます。
結果ばかりチェックすると、本末転倒なことが起きるのです。
大切なことは、真剣に継続すれば、自然と次の目標が見え、
自分の力を試してみたい、気持ちになるという、
真面目に向き合う姿勢なのです。
これは、一朝一夕にできるものではありません。
しかしながら、経営にとっては、絶対に必要なものです。
弊社で、重視していることは、
この真剣に継続し、という真面目に向き合う姿勢なのです。
そして、それは、成果を強調したり、成果ばかりを求めたりすれば、
重視されなくなります。
だから、弊社は、成果を強調しないのです。
自己アピール、見せ方、も、否定はしません。
しかし、ほとんどの会社は、静かに、そして、真面目に、向き合い、
会社を長く継続しています。
目立つことや、見せ方が重要でないことを教えてくれています。
今、世の中を見渡すと、大雑把な意見として、
「真面目なものが損をする」ような雰囲気があり、
ならば、「好きなことをやらないと損」みたいな、論理展開が目立ちます。
ですが、私は、目立たず、真面目に地道に仕事をすることが、
仕事のほとんどだと思っています。
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