ホームページの運用について、会社の強みを伝えよ!という話は、よく耳にします。
私も、「会社の強み」について、伝えるべきだ、というスタンスでしたが、
実際に、やってみると、「強み」というのは、なかなか見つからないものです。
また、「強み」と思っていることは、むしろ、弱みであることが多いのです。
「納品スピードを強み」言ってる会社は、品質が価格相応に見えたり、納品は早いが手直しが多かったり、することがあります。
「価格の安さが強み」と、言ってる会社は、人手が不足して、スピードが遅かったり、連絡内容が薄かったりすることがあります。
強みを強調することで、逆に、弱みの部分が、余計に伝わりやすくなることがあるのです。
だから、むしろ、弱みを堂々と伝えてしまうほうが、正直さとか、
表面的な部分で見ない、という、人格的な部分が強調され、かえって、信用されることがあるのです。
そもそも、この、「会社の強み」を伝えよ!というのは、マーケティングの施策に由来します。
マーケティングを学べば、かなり、多くの主張は、「会社の強み」を、いかに伝えるか、だったりします。
だから、売れる、人を集める、集客する、求人する、ということを考えた時、
じゃあ「会社の強み」を伝えましょう!となるのです。
私は、それが、間違ってるとは、思いません。
しかし、強み、とは、カップラーメンのように、お湯を注いだら3分後に出来上がるものではないのです。
かなり、考え抜いて、打ち出さないと、逆効果になることがあるのです。
それに、簡単に役に立つことは、真似されて、すぐに役に立たなくなるものです。
ですから、会社のホームページの運用において、
「会社の強み」を考える時、
何度も、何度も、繰り返し、試行錯誤していくことが大事になってきます。
ホームページは、この、何度も試してみることを、やりやすいツールです。
ホームページ運用は、繰り返し、試行錯誤が大事になってきます。
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