ホームページの運用:同業他社への意識について
同業他社を見すぎると何が起きるかというお話です。
まず、大前提として、隣の芝生は、必ず青く見えます。
「あの会社は、あんなにうまくやって、儲かってる。よし、うちの会社も。」
「あの店は、技術や品質は、イマイチなのに、CMや売り込みだけ上手で売れてる。うちだって。」
同業他社を見すぎて、意識すると、このように、競争心や負けたくないとの気持ちが出てきます。
社会が高度に発達すると、出し抜かれたくない、出し抜きたいという欲求が出てきます。
これは、どちらかというと、本能的というより、社会で生きていくための処世術に近い要素です。
同業他社よりも。。と、考えるのは、社会がそれだけ発達し、成熟してることを示しています。
ですから、その気持自体は、悪いことでは、ないと思いますが、、
結局は、隣の芝生は青く見えてるだけで、どちらの会社もお互い自分に無い部分を羨ましがってるだけのケースもあります。
そこに、時間とお金と労力をかけるべきか?というのは、経営判断になりますが、私が見る限り、あまり、有効打になってないように見えます。
たいていは、新しい顧客の獲得競争に陥りがちになります。
経営者や会社がかけられるリソース、資源は、限られています。
新規顧客にリソースを割けば、既存顧客のリソースは必ず減ります。
釣った魚に餌をあげないという表現もありますが、既存の顧客や現在取引中の顧客の対応がおろそかになってしまうと、本末転倒です。
同業他社を見すぎると、既存顧客がおろそかになる可能性が出てきます。
ホームページ上でも、新規顧客に目を向けるより、すでに、お取引のある会社への、情報提供という視点で、運用してみては、いかがでしょうか。
例えば、他の既存顧客が、どのようにサービスを利用してるか、商品を使っているか?をホームページで、見ることができれば、そんな使い方もあったのか?と、営業やセールスマンが口で言うより、活用の幅が広がります。
マーケティングの指標でアクティブ率というのがあって、実際に商品サービスを活用してるかは、超重要です。
ホームページ上の一言で、アクティブ率がぐっと上がるなら、潜在的な、顧客満足度が上がります。
ホームページの運用は、自社でできることに集中するという視点が大事です。
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